心のセルフ・マネジメント
セルフ・マネジメントを行うにあたり、肉体面だけでは片手落ちというものです。
前回の黄帝内経霊枢・本神篇からの引用にあるように、人が活力的に生きるためには心のあり方が大きなウエイトを占めます。
智恵が思慮を、思慮が意志を、意志が魂魄を、魂魄が精神を養い命を維持しているのですから、これらの何れかに異常が起これば、その器である肉体にも変調をきたします。
また、肉体が疲れれば精神面にも陰りが現れます。
自分とって今、どちらが必要なのか?
仕事、遊び、生活。 これらを充分に楽しむために必要なものは何か、思慮し、智恵を絞ることができるのが人です。
その知恵の集大成と言えるものが医学であり、特に日本では漢方ということになります。
当然、智恵は尽きることがありません。漢方はこれまで以上に発展していく未完成な科学なのです。