心の不調

心身一如

心と身体は一体です。 体で発生したエネルギーはあなたの心にも大きな影響を与えます。

生命を誕生させエネルギーを発生させる源を「精」と言います。

生きていてエネルギーを保っていること。それを漢方では「神がある」と言います。「神」は生きているものが持つエネルギーやその働きそのものです。あわせて「精神」生きているものの基礎です。

生きていて心神を持てばそこに「魂」が生まれます。  (因みに肉体に宿る魂は「魄」 呼吸、食事、排便で物に乗って出入りします。 あわせて「魂魄」)

心が感情と記憶を持てば、自身の考えや気持ちを現します。これが「意」。

考えて、なにかをしたいと思う気持ちが起こると「志」がたちます。 あわせて「意志」となります。

「志」があればどのようにするべきかを考えます。これが「思」です。 さらに深く、注意深く思えば「慮」となり「思慮」となります。

「慮」を突き詰めていくと物事を深く知ることでわきまえることができ、理解、判断する力となります。これが「智」です。 「智恵」とほぼ同義です。 智によって人はより良く、より長く生き抜く力となり、命を養います。

 

黄帝内経霊枢・本神篇というものの意訳です。