忙しいからこそ必要な「セルフ・マネジメント」⑫

セルフ・マネジメント (自己管理)

「単なる自己管理ではなく、自分自身という唯一無二の貴重な資源を最大限に生かして、自身の成果と、周りに対してプラスの影響を及ぼすことのできる能力」

 

そのために絶対に必要となる心身の良好な状態に関し、以下の5つの要因に分けて説明していきたいと思います。

 

食事

排泄

運動

睡眠

心理的要因

 

食事

今回は特殊な食べ方の続きとなります。
食品を薬として使うには量が多くなければ効きません。 しかし、健康維持には腹八分を守っていただきたいのです。
そのジレンマを解消するのが、狙った特定の食品のみをとる方法。
しかし、以前の記事でこの方法は健康を害するリスクを分散させるために行わないほうが良いとしました。
それでも食品を薬として使う必要があるなら効果を優先させるために行います。
更に、食品を加工(料理)し栄養素の充実や吸収の効率を高めます。

これを効率的に行うものが薬膳であり、漢方薬です。

食べ物は薬としても毒としても働きますから、狙った効果のみを増すために料理、修治(漢方薬の材料である生薬の下処理)、精製などとという名の加工が行われるのです。
加工の仕方によって、呼び名や姿形が一般的な食事とは違ってきていますが、材料に大きな差はありません。
「医食同源」
漢方薬が薬効を優先したものであるのに対し、料理は味を優先したものになっているだけです。 薬膳はその両方のいいとこ取りをしていますが効果は漢方薬に劣ります。
ご自身の目的がなにか? なにを優先するのかで使う食材はもちろん、使い方が変わってくるのがお分かりいただけたと思います。