忙しいからこそ必要な「セルフ・マネジメント」⑩
セルフ・マネジメント (自己管理)
「単なる自己管理ではなく、自分自身という唯一無二の貴重な資源を最大限に生かして、自身の成果と、周りに対してプラスの影響を及ぼすことのできる能力」
そのために絶対に必要となる心身の良好な状態に関し、以下の5つの要因に分けて説明していきたいと思います。
食事
排泄
運動
睡眠
心理的要因
食事
今回は様々なものをバランスよく食べる。です。
これも極めて常識的な話なのですが、果たして…
よく言われる話に一日30品目食べるべき。というのがあります。 しかし、どうやらこの話はかつての厚生省が国民のがん予防のためのリスク分散措置として、いろいろなものを食べましょうという話が多種類を食べれば健康になると違う形となって広まっただけのようです。
確かに、同じものばかりを食べるとそのものがなにかに汚染されていたり、癌発生の原因となった場合に強い影響を受けてしまします。 多種類を食べていればその危険は分散されるので健康を害する可能性が減ります。
考えてみれば3代栄養素というのは3つしか無いわけで、ミネラルやその他のポリフェノール類などを含めても1日30品目も食べる必要もなく生きていくのに十分な栄養がとれるはずです。 化学的には肉で摂ったタンパク質もサプリで摂ったタンパク質もまったく変わりがないのですから、必要量ととれれば多種類にこだわる必要はないのです。
更に多種類のものを食べると結果的に総量が多くなりがちでその方が健康に害があるとされたために一日30品目という文言は10年以上も前の2000年には削除されています。
現在は「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスをよく」となっていますので一定の食品に頼った栄養補給は健康管理の上でリスクが有るという考えは変わっていません。
とは言え、食は生きていくためだけに行うのではなく楽しみのためにも行います。 時にはより高い目標を達成するための手段ともなるでしょう。
そういった場合においては少々特殊な食べ方をする方が効率が良いことがあります。 次回はそのお話です^^