科学は自然科学・人文科学・社会科学の3つに分類され、医学も物理学も化学も自然科学の一分野です。
 

自然科学は自然を観察、研究する学問ですが、分類を変えると医学は実学となります。

実学には工学・医学・薬学・農学・ 法学・経済学・教育学などがあり、理論そのものよりも現実的な結果、実用性を優先させる学問です。

学問としての医学は人体の構造や機能に関する知識を基礎として、病気の原因、その治療法・予防法などを研究する学問とされます。しかし実学としての医学は、理論よりも結果を優先するために完全な科学になりえないことがあります。特に東洋医学はこの傾向が強く、非科学的だと言われることも度々あります。では東洋医学は本当に非科学的なのでしょうか?

上記に示したこれまでの分類は全て西洋科学的な分類法になります。東洋には東洋の科学があり、その考え方はまるで違います。

西洋科学的分類で見た東洋医学が科学的でないというのは、素の作りや考え方が違うのだから当たり前です。東洋医学は東洋科学の中でこそちゃんとした科学になり得るのです。