出産へ向けて⑤

一応、治療効果はあるものの鍼灸での逆子の治療は歴史が浅いために、確かな論がありません。

いまある治療法は伝統的なものと言うよりも後世に臨床家が理論を元に考えて作り出した処方です。　有名なのが至陰へのお灸です。　これを考えた人は素晴らしいと思います。

さて、この処方で逆子が戻らない場合も当然あります。既存の治療法が役に立たない時に始めて治療家としての真価が問われるわけです。

誰でも知っている処方など、患者ご自身が家でその場にお灸をすれば良いだけの話です。　特効穴治療は覚えてさえいれば、治療理論もなにもないのですから。

プロが行う治療は智識と経験から新しい処方を作るところに意味があります。　それはその患者さんの体調に合わせて作るオーダーメイドなものであり、他の人に使っても意味をなしません。

漢方はこういったその人に対する治療というものが大変多くあります。

伝統東洋医学による確かな実績　品川総合漢方