命の節約
先天の精を節約するために後天の精をとりいれる作業。 先天の精の消費を抑えようとするのが食事です。
これは先天の精が命のロウソクのロウならば燃え方を調節してできるだけ長く燃やし続けるのが目的です。 ロウが尽きて火が消えれば死。 余命を表すのによく使われる表現です。
風を送れば早く燃えます。 風が強すぎれば吹き消してしまいます。 より長くロウソクを燃やし続けるのであれば火が消えない程度の最低限の温度や酸素量のある環境を作り、小さな火を保つのが一番です。
周囲を明るく照らしたい場合、ロウソクの火力を強めたり、火元を増やすために別のロウソクを沢山灯せば良いですが、燃料のロウは父母から受け継いだ一定量しかありません。 沢山燃やせばすぐに無くなってしまいます。 先天の精を使用せず、周囲を明るくするためにはどうすれば良いか?
簡単です。蝋燭の火を他のものに燃え移らせれば良いのです。 そのための燃料が食事。 後天の精です。
命のロウソクは消すことはできません。それだけでは暗い場合は他の食物から得た燃料を使って命の火を大きくして明るく灯すのです。 そして、明るくなった分だけロウソクの火を節約します。
総合的な明るさ、火の強さはその人の活力や健康状態の変化となって現れます。 健康な人は体内での燃焼状態が良いのです。